ふと思い出すのは
そう たとえば車の中で聞いたラジオだったり
あの時に一瞬見ただけの 風景だったり
じわじわ熱のこもった道路に水をかけた時の アスファルトの匂いだったり
そんなたわいもない日本での日常生活がすごく恋しかったりする。
マーケットでみかけた
百合の花を嗅いで その百合を買っていくお父さんがすごくかわいらしい。
百合の香りはわたしも大好きで 誰に買っていったんだろうって想像したら
なんだか嬉しい気分になっていた。
何気なく過ごしているなんでもない一瞬が
今になってはすごく大切な記憶になっていること
なんかとっても不思議な気持ち。